一度放出したくて書きました。
繰り返し見たかどうかに関係なく、好きという感情が強く残った作品になっています。
- 人類は衰退しました(2012)
- 神さまのいない日曜日(2013)
- たまこまーけっと(2013)
- たまゆら(2011-2016)
- ふらいんぐうぃっち(2016)
- 少女終末旅行(2017)
- SSSS.GRIDMAN(2017)
- 神様になった日(2020)
- シャドーハウス(2021-)
- スーパーカブ(2021)
- 入れ替え候補
人類は衰退しました(2012)
衰退した文明で長閑に暮らす人類と、賑やかしの妖精(小人)たちの日常が、「わたし」の語りで進むアニメ。その声優が中原麻衣さん。中原麻衣さんの朗読劇にアニメがついたような作品とも言える。
妖精によってシュールな展開に巻き込まれる「わたし」は等身大の人間で、心の中では膨大な考察やツッコミを挟んでいて、その抑揚を聞くのが面白いアニメ。
神さまのいない日曜日(2013)
神様がいなくなり、人間は死ぬことができず、子供が産まれることもなくなり、これまた衰退した世界の話。その救済として墓守が存在し、墓守に埋葬されると死ぬことができる。そして主人公のアイは墓守として生きる少女で、世界を救う旅に出る。
普段は子供っぽくて自活能力の低いアイだけど、敢えて死なないことを望む人間や国に対して、それは正しくないと言い切ることが出来て、理論固めの大人に対して子供ながらにも芯の強さを発揮する場面に心打たれる。
たまこまーけっと(2013)
商店街の餅屋の娘のたまこちゃんの日常のお話し。やや独特な空気感なので最初の一、二話はとっつきにくいと思ってしまったものの、そこから先は楽しい会話劇やテンポ感で、流石京アニの代表作という作り込み。
商店街のアニメを作ろうという発想からここまで面白いアニメを作り上たのがすごいなと思ってやまない。
たまゆら(2011-2016)
先ず、メインBGMに心打たれました。
早くに亡くなった父のカメラを使って写真を撮るのが日課になった楓ちゃん(ぽって)の高校生活のお話し。たまゆらとは、写真の隅っこに映り込む光の球のこと。
「待っていてくれるのは、暖かな笑顔と、おかえりなさい。」というキャッチコピーの通り、会話や表情、街並みから暖かさが滲み出てくる。
ふらいんぐうぃっち(2016)
魔女の高校生と暮らす日常のお話し。
舞台は青森県で、たまゆらやたまこまーけっと等、他のアニメにはない空気感。
登場人物には東北ならではの人の好さと自然な空気に魔法が溶け込んだ、しみじみと楽しいアニメ。
miwaのopがとても好き。
少女終末旅行(2017)
文明が完全に崩壊した世界を少女二人が半装輝車で旅する話し。
人類の生き残りほとんどいなくて、街は全て廃墟で、外はずっと寒くて、食料はレーションだけで。世界の最上層を目指しているものの、そこに辿り着いても何も無いはずで。なのにOPとEDは明るい曲だし、二人は明るくやり取りをする。
テンポ感とノスタルジーのバランスが綺麗。
SSSS.GRIDMAN(2017)
ウルトラマンを作る円谷作品の一つで、30年位前の特撮のグリッドマンのアニメ化オマージュ作品。
日常パートはBGMが無いのに緊張感とテンポ感がある良質なシーンが続く。
クラスメイトの新条アカネが怪獣を作り出す敵役で、最後には救い出すヒロインになって、絶対的な存在から等身大の女の子にまで落とし込まれる。怪獣バトルを差し置いたとしても面白いアニメ。
映画館で観たいと思っていたら、2023年に総集編を映画上映してくれてアツかった。
神様になった日(2020)
神様を名乗る少女ヒナが現れて、1か月後に世界が滅びると予告する。主人公の陽太の実家で暮らし、一緒に夏休みを過ごす。予知能力を発揮するものの、好きな子に告白する作戦は頓珍漢だったりと振り回されるお話し。
終盤では(良くも悪くも)Key作品らしい急展開があり、夏休みを上手く扱ったオチへと持っていかれる。
評価の低いKeyアニメだけど、日常のドタバタと感動のバランスがとても好き。
シャドーハウス(2021-)
常にバッドエンドと隣り合わせの緊張感がある設定なのに、可愛らしくて綺麗なダークファンタジー。
シャドーハウスで暮らすシャドーと、シャドーに仕えるドールが、シャドーハウスの秘密を調べるお話し。
疑心暗鬼なシャドー達とそのドールがひしめく中、主人公のエミリコ(ドール)は天真爛漫で明るくて、周りもエミリコに引っ張られて仲良くなっていく。
デザインやアニメ―ションが可愛くて、それがシャドーハウスの緊張感と相まった、他とないアニメ。
スーパーカブ(2021)
何もない一人暮らしの女子高生がカブを買ってみるお話し。
カブで通学するようになり、買い物に行き、カブ友達が出来て、季節ごとにカブのパーツをカスタマイズして、というような流れ。
一人目の友達は強気な子で少し胃もたれするけれど、そこに二人目のちんまりした友達がついてくるようになって、いいバランス間でした。
BGMもなくカブで運転するだけのシーンが果てしなく沁みる。
入れ替え候補
フリップフラッパーズ(2016年)
意味がわからないままテンポよく進む物語が堪らない。キャラデザも少し違和感があるのがまた堪らない。
ヒーラー・ガール(2022年)
歌で癒すヒーラーを目指す女の子たちのミュージカルアニメ。
なんちゃってミュージカルじゃなくて、しっかりと作られたミュージカル。